本当にあった男と女の怖い話し
時間が必要なの
1993年5月、付き合い始めて7ヶ月、大学の友達を旅行にでかけるという。
そのとき僕は25歳、彼女は19歳だった。金曜日に出かけて火曜日に帰ってきたので、その夜彼女の家に会いに行った。
家に着くやいなやベルを鳴らす。返事がない…外が寒かったこともあり、待ちきれずに直ぐにもう一度ベルを鳴らす。ドアを開けてくれたのは彼女の父親だった。
中に入るとテレビゲームで遊んでいる彼女が視界に入る。僕に気付くと作り笑顔をしながら僕に「あっ、○○くん。」と言っただけで、直ぐに顔をテレビ画面の方に向けゲームオーバーになるまで10分程度ゲームを続ける。
ゲームが終わるとうわべだけの冷たいキスを僕の額にして挨拶をする。そして、話しがしたいと言い僕を彼女の部屋に招く。
このあとに起こるであろうことを想像して僕の心臓が高鳴る。「時間が必要なの」彼女の言葉だ。
ぶん殴られたようなその言葉に対して僕は「僕には考える時間はないよ。回りくどいことは止めて別れよう。」と言う。
それに対しての彼女の返事は「分ったわ。そうしましょう。」いとも簡単に答えられた。
彼女の家に置いていた僕のカメラを持ち、彼女と父親に挨拶をする。今起こったばかりの出来事を信じられないまま家路に着く。
3週間後、いつも通っていたカラオケバーに出かける。中に入ろうとしたとき受付にいるいつもの男が僕に「君の元彼女中にいるよ。」と言う。
僕は格好をつけながら答える。
「何か問題でもあるの?」
男A「ひとりじゃないんだ。」
それを確認するために、そして英雄になるためにも店に入ることにする。彼女にも同伴者の男にも挨拶をする。30分程店にいただろうか。永遠のように長く感じた。
「人生は驚きに満ちている。驚きは人生を…」歌詞が響く…
今、このことを笑って話すことができるが、あの時はおかしくもなんともなかった。
リーグ落ち
前の彼女とは約4年間付き合った。その間3ヶ月間別れたこともあったが、そのあとよりを戻した。
その別れていた期間に彼女は他の男と付き合っていた。彼女によれば最低なバカな男だという。
彼女とよりを戻した後、一度だけ僕に語ったことがある。それは、その男とデートに出かける予定だったが、好きなサッカーチームが2部リーグに落ちて絶望し、ベッドの上で泣きながら外に出かけたくないというぐらい屁タレ野郎だったという。
このことを僕の友人に話した。彼もまたその屁タレ野郎と同じサッカーチームのファンだった。彼は僕に「でも、チームが2部リーグに降格したとき、お前○○に旅行してただろ、彼女とも喧嘩してたし。」
そのとき彼女と喧嘩してたことはこいつには言っていない。何で知ってるんだ?!
忘れたサングラス
両親と一緒に海に遊びに出かけていたときのこと。彼女は電話でサングラスを家に忘れていたことを僕に告げる。僕は近所に住んでいる叔母の家に鍵を取りに行くように彼女に言う。ついでにハエが家に入ってたら殺虫剤で始末するようにいう。
海から家に戻るや否や叔母さんが、「あのね…えーと…何て言ったらいいか…彼女に鍵を渡した後に外にでたのね…そしたら男の子と一緒だったの…で、…何と言ったらいいか…サングラスを探すのに必要以上に時間がかかったような気がするの…」そう言われたけど気にも留めなかった。叔母さんが疑うようなことは起こる訳がない。彼女が僕を騙すアバズレ女な訳がない。僕が居ない時に、それも僕の家で?不可能だ。
これっぽっちも疑いもしなかったのに、ベッドを見た時に頭の上に落雷が落ちたような気がした。それは掛け布団についている染みの位置が変わっていたからだ。僕には掛け布団にある染みがいつも枕の横にくるようにセットする癖があるが、それが今は足元に見える… そして決定的なのは、出かける前にベッドを整えたのは僕自身で、掛け布団をどっちの方向に置いたか完全に覚えているのだ。
そんな訳がない…不可能だ…僕の愛している彼女が?…僕の家で?…そして僕のベッドで?
そして僕はその時のエピソードを頭から消し去ることに決めた。何もなかったように…
意識的にそうしたのではない。そういうふうになったのだ。
何年も経って、今、ようやくそのことを冷静に考えることができる。そして、笑顔で言える「アバズレ女~!」
Bランクに落ちたとき
前の彼女とは約4年間付き合った。
その間3ヶ月間別れたこともあったが、よりを戻した。
その時期に彼女は他の男と付き合っていた。彼女によればバカな男だという。
彼女とよりを戻した後、一度だけ僕に語ったことがある。それは、その男とデートに出かける予定だったが、好きなサッカーチームが2部リーグに落ちて絶望し、ベッドの上で泣きながら外に出かけたくないというぐらい情けない野郎だったという。
このことを僕の友達に話した。彼もまたその馬鹿野郎と同じサッカーチームのファンだった。彼は僕に「でも、チームが2部リーグに降格したとき、お前、彼女と喧嘩して君たち」
忘れたサングラス
両親と一緒に海に遊びに出かけていたときのこと。彼女は電話でサングラスを家に忘れていたことを僕に告げる。僕は近所に住んでいる叔母の家に鍵を取りに行くように彼女に言う。ついでにハエが家に入ってたら殺虫剤で始末するようにいう。
家に戻るや否や「あのね…えーと…何て言ったらいいか…彼女に鍵を渡した後に外にでたのね…そしたら男の子と一緒だったの…で、…何と言ったらいいか…サングラスを探すのに必要以上に時間がかかったような気がするの…」叔母さんにそう言われたときに気に留めなかった。叔母さんが疑うようなことは起こる訳がない。彼女が僕を騙すあばずれな訳がない。僕が居ない時に、それも僕の家で?不可能だ。
疑いもしなかったことが、問題に発覚したのは掛け布団についている染みの位置が変わっていたからだ。僕には掛け布団にある染みがいつも枕の横にくるようにセットする癖があるが、それが今は足元に見える… そして決定的なのは、出かける前にベッドを整えたのは僕自身で、掛け布団をどっちの方向に置いたか完全に覚えているのだ。
そんな訳がない…不可能だ…僕の愛している彼女が?…僕の家で?…そして僕のベッドで?
だからあの時のエピソードを僕の頭から消し去ることに決めた。そして、何もなかったように…
意識的にそうしたのではない。そういうふうになったのだ。